Ruby学習を始める理由は、
「Web開発の仕事がしたいから」
「将来性あるプログラミング言語と聞いたから」
「難易度の低い初心者向きの言語だから」
現在主要と言われるプログラミング言語のひとつであり、初心者でも比較的簡単に習得できるため、初心者が初めて学ぶプログラミング言語として、RubyとRuby on Railsを選択することも少なくありません。
しかし、実際にRubyを勉強し始めてみると、
「想像していたより難しい…」
このようにRuby学習につまづいてしまう方も多いのではないでしょうか。
また、多くのRuby参考書が出版されているため、どの書籍で勉強すればよいのか、そもそもわからない方もいるでしょう。
プログラミング言語を独学&書籍で学習する場合、あなたのレベルに合う書籍選びが重要です。
さらに、1冊学習した程度では就職や転職に成功することは難しいことが多く、複数の参考書をステップアップしながら学習を続けることが重要になります。
ここでは現役プログラマー・IT業界7年目の筆者が、Rubyの独学向けのおすすめ書籍を「入門から応用まで」レベル分けしながらご紹介していきます。
Rubyの特徴
まず、Rubyの特徴について簡単に解説します。
Rubyで開発できるシステムは下記になります。
- Webサービス/Webアプリ
- スマホアプリ
他にもRubyを使ってできることは多いですが、近年特に需要があり、よく使われているのは上記のシステムです。
有名なサービスでいうと、料理レシピサービス「クックパッド」や、学習を助けるSNS「Studyplus」などの開発にも利用されています。
Web開発に人気のRuby on Rails
RubyはWeb開発において、特に人気があります。
その理由は、Ruby on Railsというフレームワークがあるからです。
フレームワークはプログラムの部品集です。
プログラマーが1から開発する必要がなく短期間で大規模なシステムが開発可能なため、プログラマーの人材不足が深刻化しているIT業界だからこそニーズが高くなっています。
フリーランスでも需要がある
Rubyのフレームワークは、Ruby on Railsが使われることがほとんどです。
言語によって統一されたフレームワークがあることで、フリーランスでもスムーズに業務をすすめることができます。
正社員プログラマーにももちろん需要が高いRuby on Railsですが、フリーランスのRubyプログラマーにも需要があります。
学習しやすいプログラミング言語
Rubyは日本人にとって学習しやすいプログラミング言語です。
理由は、Rubyの開発者は日本人(まつもとひろゆき氏)だからです。
プログラミング言語の多くは海外で開発されており、公式ドキュメントは基本英語です。
しかしRubyは公式ドキュメントが日本語でも用意されているため、英語が苦手な方でも最新情報や基本構文を学ぶことができます。
Rubyの独学におすすめの書籍
ここからは、Ruby独学におすすめの書籍を、初心者向け・中級者向け・上級者向けの3段階にわけてご紹介していきます。
Ruby学習におすすめの書籍|初心者向け
プログラミングを初めて学習する方向けの入門書籍をご紹介します。
また他の書籍を学習して挫折した方は下記書籍がおすすめです。
スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング
スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング (ふりがなプログラミングシリーズ)は、Ruby入門書のなかでも特に初心者向けの書籍です。専門用語の解説が丁寧に行われているため、プログラミングに関する前提知識が全くない方でも本書を読み進めることができます。
Rubyの開発環境をつくるステップから、基本的な文法までを習得できる参考書です。
プロを目指す人のためのRuby入門
プログラミングの知識のない初心者でも読みすすめることが可能な入門レベルから、他の書籍では深く触れられていない、テストやデバッグの方法まで詳しく解説されています。
他の入門書に比べると、初心者の方は読み終わるまでに少し苦労するかもしれません。
しかしRubyプログラマーとして働く上で避けては通れない学習内容となるため、非常におすすめの書籍です。
Ruby学習におすすめの書籍|中級者向け
基本構文などを入門書で学習した後は、Rubyのステップアップと、Ruby on Railsについて学習していきましょう。
プログラミング言語 Ruby
プログラミング言語 Rubyは、Rubyの開発者である、まつもとゆきひろ氏著者の参考書です。入門書で基本的な構文を覚えた後、開発者の設計思想を踏まえながら、Rubyをより深く学ぶことができます。
ただ構文を暗記しただけの状態と、本書を読んだ後では、Rubyプログラマーとしての視点が大きく変わるでしょう。
Ruby学習をしている方だけでなく、現役のRubyプログラマーにも是非読んで頂きたい1冊です。
現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド
現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイドは、Ruby on Railsを使いながら、実際にアプリをつくる実践的な参考書です。タイトルの通り、現場で必要になる「ログイン機能」や「検索」機能など、他の書籍では深く触れない内容が徹底解説されています。
また1章ではRubyの復習ができる内容となっているため、入門レベルから復習したい方にもおすすめです。
Ruby学習におすすめの書籍|上級者向け
基本編までの学習ができれば、RubyとRuby on Railsを使って、個人でも簡易的なアプリ開発が可能なレベルになります。
しかし就職・転職を目指してRubyを学習している方は、後述する書籍を学習することで「即戦力」として働くことのできる技術力を身につけることができるでしょう。
Rubyプログラマーとして就職を目指している方は、ぜひ応用編の書籍まで学習してくださいね。
Ruby on Rails 5アプリケーションプログラミング
Ruby on Rails 5アプリケーションプログラミングは、Ruby on Railsをより詳しく学習できる書籍です。基本編などで学んだ、Ruby on Railsの基礎知識がなければ読み進めることが困難なレベルですので、入門・基本レベルの方はしっかり復習してから本書に取り組んでくださいね。
本書では、Ruby on Railsの開発に必要な、
- ビュー
- モデル
- コントローラ開発
- ルーティング
- テスト
- クライアントサイド開発
上記を完全に網羅する内容となっています。
Rubyプログラマーとして働き始めた後にも、きっと役に立つ1冊となるでしょう。
- 書籍で安く学ぶ » Rubyプログラミング言語の独学におすすめの書籍
- 学習サイト「Udemy」でRubyを安く学ぶ » Rubyコース
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まとめ
Rubyはプログラミング言語のなかでは簡単で、個人でも独学学習しやすい言語ですが、挫折する方も決して少なくはありません。
書籍の独学で挫折してしまいそうな方は、簡単なVBAなどにチャレンジした後にもう一度学習してみることで、以前わからなかった箇所を理解できることもあります。
独学以外にも、プログラミングスクールや勉強会に参加するなど、学習方法を変えながらRuby学習を続けていきましょう。
挫折しそうになったり、難しく感じるのはあなただけではありません。
プログラミング学習で重要なことは、モチベーションの維持と継続です。
ぜひ快適な学習環境を整え、プログラマーを目指してくださいね。