Web業界で働きたいなら、まず必要不可欠となるスキル・知識がHTML/CSSです。
- Webプログラマー
- Webデザイナー
- HTMLコーダー
- Webライター
これらのようなWeb関連の仕事をしたい場合に、
「HTML/CSSって何…?」
このレベルでは、仕事に支障がでる以前の問題で、転職や就職で採用してもらうことすら難しいと言えます。
ですので、Web業界では必須のスキルである「HTML/CSS」は、その需要から多くの書籍が出版されています。
独学で習得しようと書店やAmazonで調べてみて、
「参考書が多すぎて、何がおすすめか分からない」
どの書籍で勉強をはじめていいかわからなかった…こんな方も多いのではないでしょうか。
というわけで、ここでは現役プログラマー・IT業界7年目の筆者が、HTML/CSSの独学学習におすすめの書籍4選をご紹介していきます。
HTMLとは?
書籍の紹介の前に、まず「HTMLとCSSとは何か?」を紹介していきますね。
まず、HTMLですが、HTMLは”Webサイトの骨組みや骨格”と呼ばれ、Webサイトとしてブラウザ上で表現される基本的な部分になります。
よく混同される方が多いのですが、HTMLはプログラミング言語ではなく「マークアップ言語」です。
プログラミング言語のように制御を行うのものではなく、”Web上で表現すること”を目的とした言語になります。
現在皆さんが読んでいるこの文字(記事)も、HTMLで表現されています。
HTMLでできること
HTMLは、”Webサイトの骨組み”であるとお伝えしましたが、HTMLでは、
- 文字の表示
- 文字の装飾(色・サイズなど)
- 画像の表示
- リンク設定
主に上記のような「Webサイトの基本」を表現することができる言語です。
また、Webサイトに限らず、HTML形式で装飾のあるメールなどを作成することも可能です。
HTMLの習得難易度
HTMLの習得難易度ですが、PHPやJavaなどの「プログラミング言語」と比べて習得難易度はかなり低めです。
独学でも、普段からパソコンをよく触っている方であれば、1ヶ月もかからず習得できることも珍しくありません。
また、HTMLは”タグ”を使うのですが、基本的な記述ルールとタグさえ覚えていれば、その都度必要になったときに調べるだけで問題ありません。
CSSとは?
CSSとは、Webサイトの色や装飾など”スタイル”を指定できる言語です。
CSSのほとんどは、HTMLでも表現することができます。
CSSでできること
CSSでスタイルを指定すると、Webサイトにデザインを施すことが簡単にできるようになります。
一括でデザインを変更することができるため、現時点でのWebサイト制作には必要不可欠な技術です。
また、CSSを使ってスマートフォン向けのデザイン(レスポンシブ対応)も簡易に設定することができます。
CSSの習得難易度
CSSの習得難易度は、HTMLと同じくかなり低いです。
ですので、プログラミングが未経験の方でも独学で十分習得可能でしょう。
ただし、CSS自体は難しくはないのですが、デザインの基本的な知識がなければCSSを習得しても、デザイナーとしてのスキルがあがることはありません。
Webデザイナーを目指している人は、CSSの仕様だけでなく、デザインについても学習する必要があります。
HTML/CSSの独学におすすめの書籍
ここからは、HTML/CSSを独学するにあたって、おすすめの書籍をご紹介していきます。
入門書・基本の2段階に分けて紹介しますね。
HTML/CSS学習におすすめの書籍|初心者向け
まずは、HTML/CSSでおすすめの「入門書」をご紹介します。
- HTML/CSSを1度も勉強をしたことがない人
- 独学でのHTML/CSS学習に挫折した人
こんな人向けの書籍になりますので、HTML/CSSを勉強したことがある方には少し物足りない可能性があります。
勉強した経験がある方は「中級者向け」で紹介している書籍から勉強されることをおすすめします。
デザインの学校 これからはじめる HTML & CSSの本
デザインの学校 これからはじめる HTML & CSSの本は、HTML/CSSの中でも特にやさしい入門書になります。HTML/CSSとは何かを初歩から丁寧に解説されており、HTML/CSSに限らず、普段パソコンを触らない方でも最後まで問題なく学習できる参考書です。
エディタもメモ帳などのOS標準のアプリが使われているため、環境構築で挫折することもありません。
いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門
いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門は、イラストや図を豊富に使って解説されている参考書です。入門書の中でも、特にHTMLとCSSの関係性や、Webサイト構築の初歩をイメージしやすい構成となっています。
また、現役Webデザイナーにもよく使われているエディタ「Brackets」についても詳しく紹介されているため、プロも使うエディタで学びたい人にもおすすめです。
HTML/CSS学習におすすめの書籍|中級者向け
ここからは入門書レベルの学習が一通り終わった方向けに、おすすめの書籍をご紹介していきます。
前章の初心者向けでご紹介した書籍だけでも、HTML/CSSの知識としては十分ですが、WebプログラマーやWebデザイナーとして仕事をする場合は、スマホやタブレット向けのレスポンシブ対応についても学習が必要です。
本格的にWeb業界で働きたいという方は、下記2冊のどちらかをマスターしておくことをおすすめします。
スラスラわかるHTML&CSSのきほん 第2版
スラスラわかるHTML&CSSのきほんは、学習を進めながら実際に簡単なホームページを構築することのできる実践書です。タグの説明だけを学習するのではなく、実践的に学習することが可能です。
また、レスポンシブ対応を含め、近年話題になっている”流行りのデザイン”についても学習することができます。
HTML&CSSとWebデザインが 1冊できちんと身につく本
HTML&CSSとWebデザインが 1冊できちんと身につく本は、ここまでに紹介した書籍のなかで、もっとも私が何度も繰り返し読み返した本です。HTML/CSSに関する基本的な説明はもちろんのこと、Webデザインのレイアウトについて学習することができます。
特に、レスポンシブ対応をする上で重視されるレイアウトについて、詳しく解説がされています。
Webデザインの基本を学ぶことができるため、Webデザイナーを目指している方は必読の1冊です。
- 書籍で安く学ぶ » HTML/CSSの独学におすすめの書籍 / Javascriptの独学におすすめの書籍
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まとめ
HTMLやCSSなどのマークアップ言語は、プログラミング言語に比べて敷居が低く、手軽に習得ができます。
しかしマークアップ言語がなしでは、WebサイトやWebコンテンツはつくれませんので、Web業界で働く上では必要不可欠な技術です。
またPHPプログラマーを目指す方もHTML/CSSを理解しておく必要があるため、Web業界で働くことを目標にしている方は、第一歩としてHTML/CSSを習得することをおすすめします。