「PHPの言語難易度は、低い」
PHPは初心者にも簡単でおすすめのプログラミング言語だと聞いて勉強しはじめたものの、
「参考書に書いている意味を理解できない…」
「エラーが出たりわからないことが多すぎて、勉強が進まない…」
「参考書を1冊勉強し終わったけど、この後何をすればいいの?」
独学で勉強をしていると、こんな悩みがでてくることも多いのではないでしょうか。
こんな悩みに思い当たる人は、読んでいる書籍の”レベル”を見直してみるのがいいかもしれません。
書籍でプログラミングを独学するためには、
- あなたのレベルに合った書籍選びをすること
- 参考書のレベルを上げ、徐々にステップアップすること
この2点が重要です。
今回は現役プログラマー・IT業界7年目の筆者が、PHP学習につまづいている方におすすめの「PHP独学向け書籍」をご紹介していきます。
PHPの特徴
PHPを学習対象として選んだ理由として、
「PHPはプログラミング言語のなかでは簡単な言語」
「PHPは需要の高いプログラミング言語」
このように人から聞いたことがあるから、という人も多いでしょう。
この解釈は間違っておらず、Web系に就職したい初心者におすすめの言語です。
PHPはWeb系の仕事向きの言語
PHPは特に「Web系の開発」に向いているプログラミング言語です。
皆さんが普段パソコンやスマホでみているWebサイトやWebコンテンツにも、PHPが多く使われています。
特に最近では、”WordPress”というCMSツールが使われることが多く、WordPressのカスタマイズで必須になるPHPの知識をもつプログラマーの需要が増えています。
Web系のプログラマーや、女性に人気の職業であるWebデザイナーになりたい方に、PHPの習得はとてもおすすめです。
正社員としてもフリーランスとしても需要が高い
IT業界で働いている方や、これからIT業界に転職したい方のなかには、
「いつかフリーランスとして独立したい」
「在宅で仕事ができるようになりたい」
このような目標をもっている方も少なくありません。
同じプログラマーでも、プログラミング言語の種類によっては、在宅や独立に向いている言語と向いていない言語があります。
PHPは正社員でもフリーランスでも、需要の高い言語です。
期間限定で「育児と両立しながら」など在宅で働くことができるため、近年、女性PHPプログラマーも徐々に増えてきています。
難易度の低いプログラミング言語
HPはプログラミング言語のなかでも、比較的習得しやすい分類に入ります。
ただ、よく勘違いされるのが、
「簡単と聞いてPHPを勉強し始めたけど、難しいよ…」
「全然勉強が進まない…自分には向いていないのかも・・・」
プログラミング初心者ならこう思うかもしれません。
PHPが簡単なのは、あくまで「プログラミング言語のなかでは」です。
就職や転職を目指し、企業で即戦力として認めてもらえるレベルまでのプログラミングスキルをつけるためには、数ヵ月かかる方も少なくありません。
プログラミングを独学するときに孤独感を感じたり、ネガティブに考えてしまうことは禁物です。
HTML・CSSの知識が必要
PHPの学習を始める前には、HTMLとCSSの知識が必要です。
PHPの学習書籍はHTMLとCSSを習得していることを前提とした書籍がほとんどです。
サンプルコードが理解できない方で、HTML・CSSを勉強していない方は、まずHTMLとCSSから勉強しましょう。
- 書籍で安く学ぶ » HTML/CSSの独学におすすめの書籍 / Javascriptの独学におすすめの書籍
- 学習サイト「Udemy」で安く学ぶ » フロントエンドウェブ開発コース
- フロントエンドの知識を「0円」で学べるプログラミングスクール » ProgrammerCollege / 0円スクール
PHPの独学におすすめの書籍
ここからは、PHP独学用におすすめの書籍をご紹介していきます。
初心者向け・中級者向け・上級者向けの3段階に分けて紹介しますね。
「使っている参考書が難しくて、進みが悪い」
「学習していない構文が頻繁に登場する」
このような場合は、まだその書籍を読むまでの知識が足りていない可能性が高いです。
少し遠回りに感じるかもしれませんが、1段階簡単な書籍から学習しなおすことで、結果として理解が深まり、短期間でPHPを習得できるようになるでしょう。
PHP学習におすすめの書籍|初心者向け
プログラミングの学習が初めての方や、難しい参考書からはじめてしまい挫折をしてしまいそうな方は、まず入門レベルの書籍から勉強を始めましょう。
PHPの入門書でおすすめの書籍は、下記になります。
PHPの絵本 第2版 Webアプリ作りが楽しくなる新しい9つの扉
PHPの絵本は、PHP入門書の中でも特に初心者向けの書籍になります。絵本という書籍名のとおり、イラストを中心に解説されています。全体を通して難易度が低いため、挫折することなく学習ができるでしょう。
ただし、すでに他のプログラミングを学習したことがある方は「簡単すぎる」と感じてしまうかもしれません。
いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室
いきなりはじめるPHPは、プログラミングの知識がゼロの方でも学習できる書籍です。PHPだけでなく、Web系の仕事をするなら必須の知識である「MySQL(データベース)」まで学ぶことができますよ。
PHPプログラマーとして働くことになると必ずと断言できるほど、MySQLなどのデータベースを扱う機会はおおいです。
本書籍の知識を習得できていれば、プログラマーになれるというではありませんが、プログラミング知識の土台をつくるという意味でとてもおすすめです。
また初心者がつまづきやすいところも、わかりやすく解説されています。
PHP学習におすすめの書籍|中級者向け
PHP入門書の内容を習得できた方は、更にステップアップして「基本編」を学習していきましょう。
「初歩的な文法は覚えたけど、この後どうしたらいいの?」
「PHPプログラマーって、PHPを使ってどんな仕事をしているの?」
このような、入門より一歩踏み込んだ「実践でのPHPの使い方」を学びたい方向けに、おすすめの書籍をご紹介します。
WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。
現在、PHPプログラマーの仕事はWordPress環境で開発することが多いため、実践的な技術を身につけることができます。
独習PHP 第3版
独習PHP 第3版は、PHPプログラマーに必要な基本的な構文〜DB連携まで、入門書からさらにステップアップ内容となっている書籍です。サンプルコードも実践的で、少し長いですが、読み解く価値のある内容となっています。
本参考書を学習することで、即戦力に近い実力をつけることができるでしょう。
PHP学習におすすめの書籍|上級者向け
PHPの基本書を習得した方向けに、応用レベルが学べる書籍を紹介します。
「確実にPHPプログラマーとして就職・転職したい」
「Webデザイナーとして仕事の幅を広げて独立したい」
このような方に、特におすすめの参考書です。
プログラミングPHP 第3版
プログラミングPHP 第3版は、オライリー社から出版されている参考書です。オライリー社の書籍はどれも「現役プログラマーのバイブル」といっても過言ではないほど、本格的な学習できる書籍になります。
本書籍も書かれている内容は非常に難しいのですが、内容を理解できるようになれば、就職・転職はもちろん、独立も決して不可能ではありません。
PHP学習の最後の仕上げ、として本書を活用するのがおすすめです。
- 書籍で安く学ぶ » PHPプログラミング言語の独学におすすめの書籍
- 学習サイト「Udemy」で安く学ぶ » PHPコース
- 学校で学ぶ » 【無料あり】PHPを学べるプログラミングスクール
まとめ
PHPを含め、プログラミング言語を独学することには根気が必要です。
「難しすぎて、もうやる気が出ない…」
「勉強してはいるものの、仕事のイメージが全くできない…」
このように感じる方は、プログラミングスクールやe-ラーニングを利用して学習環境を変えたり、勉強会に参加して他者から刺激を得るなど、孤独な勉強法から離れてみるのもおすすめです。
プログラミングは人生で1度習得してしまうだけで、あとは応用で非常に長く使えるスキルです。
焦らずにじっくり学習することが重要になります。