プログラミング言語の代表と言えば、10年ほど前から「Java」と言っても過言ではありません。
プログラミング言語を解説したサイトや書籍には、
「プログラミング言語を覚えるならJavaがおすすめ」
「Javaをマスターしたら仕事に困らないよ」
「難しいけど、Javaさえ習得していればプログラマーになれる」
このように、Javaは数あるプログラミング言語のなかでも、特に重要視されていることがわかります。
ただ「Java」が、具体的にどんなプログラミング言語なのか…実はよくご存知ない方も少なくありません。
そこで、今回はそんな「Javaって何?」という方向けに、Javaの特徴や将来性・その難易度など紹介していきます。
Javaとは?Javaでできること
Javaのスキルがあれば、分野を問わずプログラマーになることが可能です。
Javaの特徴は下記になります。
求人数第1位のプログラミング言語「Java」
Javaはプログラミング言語の1つです。
今急速に人気上昇中のプログラミング言語と言えば、
これらの言語は、現在プログラミング言語別の平均年収ランキングの上位3言語です。
平均収入ランキングでみると、上記の3言語のような”急速に需要が伸びている”プログラミング言語には、Javaは及びません。
しかしJavaは、プログラミング言語の「求人数」でみると、上記の言語と比べ、数十倍以上の求人数を誇る言語です。
求人数が多い = 需要が高い
ということですね。
これから10年先までこの求人需要を維持できるとは限りませんが、少なくとも数年で仕事が完全になくなる可能性は低いと言えます。
食いっぱぐれのないプログラマーを目指すのであれば、Javaを勉強することがおすすめです。
JavaはOSに依存せず動作できる
プログラミング言語にはそれぞれ特徴があり、特にその「動作環境」に大きな差があります。
Javaは現在主要とされている、
- Windows
- iOS
- Linux
- Android
これら全てのOS上で動作させることができます。
Javaを動かすためには、JVM(Java仮想マシン)さえあればよいため、特にIT業界で大きなシェアを持っています。
Javaで構築可能なシステムとしては、
- Webアプリケーション
- デスクトップアプリケーション
- スマートフォンアプリケーション
このように、多岐にわたる分野のシステム開発に使われており、これが「求人数第1位」の理由と言っても過言ではありません。
Javaができるプログラマーの需要は非常に高いのです。
Javaの習得難易度
これからプログラミング言語を勉強し始める、初心者や未経験者にとって重要なのは「難易度」ですよね。
残念ながら、Javaはプログラミング言語のなかでも「習得の難易度が高い」プログラミング言語になります。
Javaは難しい言語
前述の通り、Javaの習得難易度ははっきり言って高く、難しい言語です。
Javaが難しい理由の1つは、オブジェクト指向プログラミング言語だから。
ただし、現在の主流なシステム開発にはオブジェクト指向が使われており、Javaをマスターしさえすれば、他のプログラミング言語も短期間で習得することが可能なのです。
Javaさえ習得できれば、プログラマーになったあとも応用が効くということですね。
またJava以外のプログラミング言語を簡単に習得できるようになれば、就職先や転職先の選択肢も増えますので、これからプログラマーを目指す方に「難しいけど、Javaはおすすめの言語」と言えるでしょう。
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Javaプログラマーの就職先
「苦労してJavaを勉強しても、希望の分野の企業に就職できるか不安」
「Javaができたら、どんな会社で働けるんだろう…」
業界経験のない初心者や未経験者の方のなかには、このような疑問や不安をおもちの方も多いと思います。
結論から言うと、Javaができれば就職に関して何も心配する必要はありません。
ここからは、Javaプログラマーの就職先について紹介していきますね。
Javaプログラマーの就職先
前述の通り、Javaはその特性から、さまざまな分野のシステムが開発に使われています。
「○○社の××システムの開発がしたい!」
このように既存のシステムと会社を限定してしまうと、そのシステムがJavaで開発されていなければ就職は難しいですが、開発したい分野だけの条件であれば、Javaを習得していれば多くの就職先があります。
例えば、
- 金融系システム開発
- 医療関係システム開発
- ゲーム開発
このようなジャンルは、Javaができれば就職・転職できる可能性が高い分野です。
Javaの需要・将来性
ここからは、Javaの需要について紹介していきます。
前述の通り、Javaはプログラミング言語別の求人数が第1位であることからもわかるように、プログラミング言語のなかでも特に需要のあるプログラミング言語です。
Javaが市場で需要が高い代表的な理由は、下記になります。
凡庸性が高く、動作環境を選ばない
OSなどの動作環境に依存しないため、汎用性が高いことがJavaが人気の理由です。
IT業界は慢性的な人材不足に悩まされている状況です。
汎用的に使えるJavaは、企業にとってもプログラマーにとってもメリットが大きいといえます。
オブジェクト指向
Javaはオブジェクト指向を広めたプログラミング言語です。
オブジェクト指向を取り入れることで、大規模なシステム開発でもコストを抑えて導入することができます。
またバグなども少なく、品質の高いシステムを開発できるのも特徴です。
現在、オブジェクト指向型の開発が標準となっていますが、Javaが登場するまでオブジェクト指向は一般的ではありませんでした。
オブジェクト指向が主流となったことで、Javaは需要のあるプログラミング言語となったのです。
Javaプログラマーの収入
ここからは、Javaプログラマーの収入面について紹介していきます。
プログラミング言語別の平均年収で、Javaは上位にはランクインしていません。
理由は、Javaプログラマーの求人数が多く、その収入の上限値と下限値に差があるからです。
Javaができると就職先の選択肢が広がる
プログラミング言語別の平均収入ではJavaは上位にはランクインしていませんが、平均年収自体は悪くはありません。
「Javaプログラマーは儲からない」
「他のプログラミング言語の方が稼げそう」
ですので、このように年収だけで判断してしまってはいけません。
Javaプログラマー求人をみると、平均年収を大きく上回る求人も少なくはありません。
また、実務経験がなければ、求人情報に記載されている最低額の年収からスタートすることが多いため、求人数が多いJavaは、結果として収入面に不利に働く可能性は低いといえます。
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まとめ
現役プログラマーのなかにもJavaプログラマーは多くいらっしゃいますが、それでもプログラマーの数が足りないほど、Javaは需要が高いプログラミング言語です。
プログラミング言語として簡単ではありませんが、求人数が多いため、習得後すぐにプログラマーとして就職できる可能性が非常に高いプログラミング言語ですよ。
これからプログラマーを目指す方に、Javaは非常におすすめです。