今エンジニア業界で需要の高いRPAツール「UiPath」を学習する方がここ最近急増しています。
「UiPathを使うにはプログラミング言語の知識が必要?」
「プログラミング未経験だけど独学できる?」
「UiPathの勉強にはどんな参考書がおすすめ?」
こんな疑問を持つ方もいらっしゃいますよね。
また、「RPAを理解できれば就職や転職にも役立つかもしれない」と思っていても、「難しかったら覚えるのが大変だなぁ…」と思うと、なかなかやる気がでませんよね。
最も人気のあるRPAサービスのひとつ「UiPath」は独学でも習得可能で、難易度も高くありません。
今回は、UiPathの学習方法と独学におすすめの書先について紹介していきますね。
UiPathとは
まずは、軽くUiPathの基本的な情報について簡単に紹介しておきますね。
UiPathはRPAツールの1種です。
RPAはロボティック・プロセス・オートメーションの略で、簡単に言うと、事務作業などの「手順が決められているパソコン操作を自動化する技術」のことです。
AIと違い、RPAは学習して処理結果を出すことはできませんが、その分導入費が安く済む上、すぐに効果がでるので近年多くの企業で導入されています。
プログラミングスキルは不要
UiPathを使う上で、プログラミング言語は必須ではありません。
プログラミングの考え方として、
- 変数
- 配列
- 条件分岐
- 繰り返し処理
- エラー処理
このような「プログラミング的思考」さえ習得できていれば、UiPathを簡単に使うことができるでしょう。
また簡易なRPAであれば、上記の知識すら必要ないこともあります。
プログラミング言語の習得を諦めた方も、RPAエンジニアとしてIT業界を目指すことができますよ。
UiPathは書籍で独学可能
UiPathはプログラミング言語の知識も必要なく、直感的な操作で自動化できるため、独学でも十分習得することができます。
ただし、パソコンの基本操作やIT用語を知らない全くの未経験者は、プログラミングスクールやeラーニングでRPAの基礎からUiPathを学習するのがおすすめです。
UiPathは無料版で学習しよう
商用目的でなければ、UiPathの「Community Edition」を無料で利用することができます。
また、商用目的でも一定金額以上の収入を得ない場合は「Community Edition」の利用が可能です。
しかし改定で変更になることもありますので、商用目的で利用する場合は公式サイトを確認するなど注意が必要です。
独学におすすめの書籍に関しては後述しますが、UiPathは無料で利用できるので、書籍を読むだけでなく手を動かして学習することをおすすめします。
UiPathの独学におすすめの書籍4選
ここからは、UiPathの独学におすすめの書籍を紹介していきます。
UiPath入門におすすめの書籍
まずはUiPathを使用したことがない方向けに、おすすめの入門書をご紹介します。
RPAツールで業務改善! UiPath入門 基本編
本書は、UiPathをイラストなどを使ってわかりやすく解説されている初心者向けの参考書です。初心者でも戸惑うことなく、最後まで読み進めることができます。
また、Excelやブラウザ操作の簡易操作を自動化する例なども学ぶことができるため、UiPathによる自動化を体験することができますよ。
既にUiPathを触れたことがある方は少し物足りないと感じるかもしれませんが、自信がない方や未経験の方にはおすすめです。
できるUiPath 実践RPA
本書もUiPath未経験者におすすめの入門書です。フルカラーで見やすく、UiPathで自動化する技術に触れることができますよ。
本書を読み終わるまでに、
- Excel操作の自動化
- メール操作の自動化
- 日時処理の自動化
簡易な自動化ではありますが、上記のように複数の「自動化技術の大枠」を実践を通して経験することができます。
RPAエンジニアになったり、業務を全て自動化するといった高度なRPA技術の習得は本書の知識だけでは厳しいですが、RPAの土台となる知識は習得できます。
まず、RPAでの自動化を実践してみたいと考えている方におすすめです。
UiPath中級者におすすめの書籍
初心者向け書籍などで、すでにUiPathの基本操作を習得した方がステップアップする為の書籍を紹介します。
入門書籍に比べて、より実践的な技術を学習することができます。
UiPath実例 Excel・Web連携
本書は入門書より一歩踏み込んだ、Excelの自動化を実践的に学べる参考書となっています。またブラウザの自動操作だけではなく、その実行結果をExcelやCSV形式に出力する方法まで解説されています。
本書の内容を習得できれば、RPAの基本は習得できたといえるでしょう。
UiPath以外のRPAでおすすめ書籍
UiPathを使う以外にも、RPAで自動化をする方法はあります。
RPAツールだけではなく、プログラミング言語での自動化までを習得することで、自動化に対応できる範囲を広げることができます。
UiPathの自動化を習得した方は、ぜひ下記書籍に挑戦することをおすすめします。
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
本書ではPythonを初歩から学びながら、RPAの自動化が学べます。プログラミング学習に挫折してしまった方でも、UiPathで論理的思考とプログラミングの条件分岐などに慣れた後であれば、プログラミングに抵抗がなくなることも少なくありません。
Pythonの学習は必須というわけではありませんが、あなた自身のスキルアップのためだけではなく、プログラマーへのキャリアチェンジとしても利用できる技術のため、余裕があれば学習することを是非おすすめします。
» 退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
まとめ|RPAエンジニアは将来性のある仕事
RPAエンジニアによる自動化の需要は年々高まってきており、今後も将来性のある仕事です。
何と言ってもプログラミング言語の知識が不要ですし、未経験でも収入も低くなく、実務経験を積めば年収1,000万円を超えるエンジニアもいます。
キャリアチェンジの幅も広いため、これからIT業界を目指す方の選択肢の1つとして検討する価値があります。
特にプログラミング言語の習得に挫折した方に、RPAエンジニアはおすすめの職業です。